僕の全盛期はこどもの頃だったと思う。赤ちゃんの頃は特に華々しく「おぎゃぁ」とひとこと言うだけで人が駆けつけてくれて食事の世話と下の世話のしてくれたものだ。退屈しないように人が居る居ないを瞬時に繰り返すイルージョンショーをしてくれたり安全ベルト無しの空中ブランコもどきのアトラクションショーも行ってくれた。現在このような待遇を受けている大人は世界中にもそうは居ないはずだ。マイケルジャクソンやプリンスはこれに近い暮らしだったかもしれないが既に2人ともこの世に居ない。僕は生後10日でこのような暮らしを手に入れてたのでこの時が全盛期と考える。
~中略~
海外ロケだった。始発で成田に行って余裕もって搭乗。いい大人ですから常に余裕をもって行動したいものだ。
行ったのは厦門と青島。厦門は6年ぶり。青島は初めて。
仕事は海外企業の仕事。
海外ロケに行くと言うと相当華やかなイメージだ。会社勤めの時は14年で2回だけだったのがここ数年は2ヶ月に一度のペースで海外ロケが入ってる。という事で今がカメラマンとして全盛期かもしれない。「カメラマン=仕事」だが「仕事=人生そのもの」と考えれば現在は人生の全盛期とも言える。全盛期を過ぎたら、後は落ちるだけ。楽なもんだ。
出張は独り。現地着いても日曜なので知り合いも呼べず食事も独り。寂しいような気楽なような
寂しいからとマッサージ嬢を呼んでもこの地だと会話も中国語オンリーだと思う
中国でも地震のニュースは大きく報道されていた。報道の大部分が九州に居る中国人の安否だがそれでも皆さん日本人の僕にお見舞いの言葉をかけてくれる。中国人のこういうところは好きだ。
彼らの国も地震大国。地震に対する備えしてるのかと聞くと何もしていないと。
金持ちは資産を別けて残してるので心配なし。
一般の人はまぁその日暮らしみたいなもんだから失うモノは何も無いとの事
僕はといえば今こっちで死ぬのはいやだなぁ
いつ死んでもいいとも思うがせめて一回家に帰って身辺整理したい
エロ本が死後タンスから見つかったりパソコンのお気に入りにどエロのサイトが残ってたらちょっと嫌だ
「近いうちに死ぬんだ」と言い切るならば貯金や保険、歯磨きや年金も無駄だ。
「しばらくは死なないだろう」というのであれば貯金や保険、歯磨きは必要だ。年金はどのみち無駄かもしれないが。
出張中、衛生面では気をつけたい。この後、怒濤の仕事ラッシュなんだから。