僕らの仕事は社会にとって必要か必要でないか。大震災の後で全くといっていいぐらい仕事が動かなかったぐらいなので本質的には不要な仕事なんだろう。
撮影にフィルムや現像所が必要でラボはパートナーだったのはついこの前。今は現像所がやってくれてた作業を自分でやらないといけない。仕事が昔のようにあったらとっくに死んでると思うな。しかしあの現像所の口座ってどうなってるんだろか?
「お金がないと何も出来ない」というのも昔のハナシ。今や電車乗るのにもお金を持たずにピッとすれば乗れるし、そのピッでコンビニの買い物も出来るらしい。おそらくキャバクラの支払いもピッと済むのだろう。
コンビニだったら勝手に溜まったポイントとやらで買い物も出来るらしい。よくコンビニで「Tバックか何か履いておられますか」と聞かれるが僕はトランクス派でTポイントカードも持っていない。
カメラなんかの大きな買い物するのにもクレジットカードで払うのでキャッシュレスとなった。紙幣が消えたのだ。僕の財布からも銀行口座からも紙幣がなくなり小銭だけのジャラジャラとなっている。まさにキャッシュレスだ。しかしこれはまた別の原因かもしれない。
梅雨の切れ目での撮影。いつ降ってきてもおかしくないという慌ただしい時はこういうスタンドアローンが便利。フェイズワンでジャラジャラとコードやルーペやぶら下げてたら雨退避にも時間かかる。パソコンに接続するコード無しで大きな画素数があっという間に取り込める。今からカメラマンなるという人もあっという間(カメラ屋に買いに行く時間だけ)で僕と同じ品質だ。何年もこの業界で喰ってる僕が自信を持って保証する。誰が撮っても代わり映えしない、と。