このカメラは先日上海に行った時に骨董通りで安く買い叩いたもの。写真を撮るのにピントや露出の設定が必要な上にシャッターチャージや赤窓を使っての巻き上げなどという現代の若いプロカメラマンでも使えないような代物。クラシックかと思いきや意外と最近の製造のようです。家にこのカメラ1台だけがあって親父だけがそれを使えて家族写真を撮る、というのは日本でも中国でもつい最近までそうでしたよね。今でこそ写真なんて誰でも撮れるようになったようですが、それでも写真は瞬間的な技術が必要で後でやり直しが出来ないので仕事としては僕らプロが存在しやすい。機材でプロらしい武装も出来るし。カメラマンが親父の代わりになるわけです。
ですがライターさんは文字という身近なものだけで勝負。ペン1本(もちろんPCとか使うのですが)で勝負なんて武装どころか丸裸みたいなモンですよね。すごいなぁカッコイイなぁ。だけどプロとして存在を維持していくのは大変だろうなぁ。
今さっきメールで原稿を送ってライターとしての仕事は一段落。時間をかければどんどん文章が読み易く、わかり易くなって行く。キリがないから適当なとこで。もちろんプロのライターさんは最初からピシャ〜と読み易い文章を書けるんでしょうけどね。後からいくらでも手間をかけれる仕事というのも手離れが悪くて善し悪しですなぁ。