4ヶ月も月日が経ったのですね。確かにいくらかは爪痕も消えましたが、一部が復活したというニュースを見て安心しないでほしい。明るいニュースも確かに必要だけど、ちゃんと現実から目を背けずに見て欲しい。復旧が進んでいると思わないでほしい。
まだ4ヶ月。この4ヶ月、何も考えられず、そして何の支援も全く受けていない人や町がたくさんたくさんいるのです。「情報発信が無いとわからない」と他人のせいにしないで。困っている人がいっぱいいる事を自分で想像して行動に移して欲しいと思います。
最近、大原に戻るとホッとする自分がいます…
皆さんに手伝ってもらったアルバム。全部持ってきました。
連休ということで避難先から地区に戻って来られる方も多くタイミングは良かったです
多くの方々がアルバムを見て涙ぐみ、そして大変喜んでいただきました。僕もしっかり泣いちゃいました。作業を手伝ってくれた皆さんにもそのお礼のお言葉を聞かせてあげたかったです。
この生活するのに不自由な時に昔の写真なんて今はどうでもいいはず。ただ修復不可能になってからでは遅いから作業しておくんだ。と僕は言っていましたがそれは違いました。
津波でも流されずに何とか残った写真。自分だけの思い出、そして今は亡き人の面影。この辛い思いをしている時に死んだお父さんの写真が戻ってきてどれだけ嬉しいのか。楽しい思い出いっぱいの旅行の写真を見ることでどれだけ癒されるのか。
写真で飯喰っててこれだけ被災地にも入ってるのに僕は被災した方々の心は十分にわかっていなかったんです。まだまだ努力しよう。まだ4ヶ月。まだ十分相手の気持ちに近づけるはず。
f/11プロジェクト
再建しよう東北 TSTST