もうちょっと現地に
もうここにあったバス停は移動しましたよ。それに誰も住んでないのに何故に押しボタン信号を再び付けるのでしょうね。集落は津波で流されたのですよ。
点滅信号が出来て、ここを走るクルマの速度が上がった。信号が消えてりゃ僕だってスピード落とすわな。牡鹿半島は信号無くてもいいんじゃね?
このスピードが上がってしまったここをですよ、この押しボタンも無く、常に赤点滅方向の交差点を老人が渡ってバス停に辿り着く。
役所仕事だったら「元にあった押しボタン信号を復旧」で予算立てるのは仕方ないけど、せめて作業する人は…わかるはず。だって信号渡ってもトンパックしかないんだから。
送ってくる物資もヘンテコリンが多い。カゴも泥よけも無く細いタイヤの自転車。この自転車に股がって足が届く人は…この集落にはほとんど居ない。
とにかく持ってくる前、送る前にちゃんとニーズを調査しないといけないですね。狭い仮設に何台も同じものは要らないのです。
ちゃんとニーズを掴んでるところは集落の人数やニーズに合わせて持って来る。8ヶ月経ってもこんな調子なのか、8ヶ月も経ったからこうなったのか…
夕日は相変わらず美しいけれど、少しずつ冬の気配も感じるようになってきました