昔、作家の椎名誠さんを取材した時に、椎名さんのファンだというライターさんが担当で、すごく緊張していたみたいです。原稿チェックをされるわけだし。その時僕は自分もプロなんだし普通にやればいいですよ、なんて励ましたのですが、まさか自分にも同様の事態がやってこようとは、、、。
昨日は夕方から情報誌の撮影で有名写真家さんの事務所へ。僕は長年カメラマンをしていますが、同業者を撮影したことはなかったので妙な気分でした。でも行ってみると不思議といつもと同様に撮影することができました。まぁコマ数はいつもよりも少なかったです。そこはやっぱりプライドが。感じたことは逆に取材を受けるとなったらいやだろうなぁと。まぁ僕が取材されることはないでしょうけど。さてこの写真家、人物以外の風景の写真集がどれもバカ売れ、これは異例なことだそうです。普通のOLが風景の写真集を4000円出して購入する日本。まだまだ捨てたもんではないですね。ところでこの方の事務所はst-xiaoのわりと近所です。高層マンションの最上階だったのですがエレベーターホールからうちの事務所あたりを探しました。ひょっとして貧富の差もこれぐらいあったりして、、、と思いましたが、とりあえず若さだけは勝ってるので普通にいくと向こうのほうが先に死にますのでまだまだチャンスはあるか、、、?冗談です。
撮影後の撤収とかをアシスタントにまかせてキャノンサロンに行きました。APAでおせわになっている北岡さんの個展のオープニングパーティがありました。この会場も夕方取材した写真家さんに負けず劣らずで蒼々たるメンバーが集結していました。日本の広告写真の現在のナンバーワンの方や大手プロダクションを率いている方や、カメラマンではない方でも名前ぐらい知っている方々がズラリと。密度の濃いキャノンサロンでした。ここの乾杯の飲み物に毒を盛ったら世の広告写真が無くなるぐらいで、残った僕らも高層マンションに事務所が持てるようになるかも、、、これも冗談ですよ。いろんなお話を伺い勉強になりました。