忘れた頃に同じようなニュース。この国を訪れる日本人観光客数はおよそ270万人。
「某国じゃああるまいし国家がこの全員の行動を監視し続けるなんて無理でしょ」と、この国の人に言うと「どうして監視されてない、と言い切れるのですか?」と小声で言われた事がある。訪れる人ほぼ全員が日本で使ってる携帯を持って入り現地で使う。僕もそうしてるが日本の携帯を持って入ってローミングする時に国家がある程度監視は出来てるのかもしれないね。現地ではなるべくプリペイドの現地電話を使うようにしていますが余計に目立つ可能性も。とにかく携帯電話ほど監視しやすい機器は無いんです。電波を発信するし個人を特定させるし、で。この国の国境近くに行くとその携帯にショートメールで警告が入るらしいですよ。なのでやっぱり…
ここ数年、毎年6回7回と仕事で訪れるが3回に1回ぐらいの割合で写真撮ってトラブルになってる。汚い店を撮ってお兄ちゃんに怒られるのは大した事じゃないが列車内、国営ホテル、国営企業、高速道路、港湾関係。この辺りはヤバかったのかも知れん。
どこに国営があるかわからない。どこに軍事施設があるかわからない。
毎日、とある工場の前を通り何となく守衛と顔見知りになって やぁ と手を振る間柄になったとしても絶対に写真撮ってあげようなんて思わない事ですね。地方ではとにかくカメラ出さない事。すごい田舎でもいつの間にか周りに人が居たりしますがただの現地人とは限らない訳で。
とにかく自国の常識がまるまる通用する国なんて世界中どこにも無いのですから、僕らカメラマン,特にフリーランスはその国のルールに過剰にまで慎重に従わなければなりません。
ま、普通に行ける観光地だったら問題は全く無いと思います。
今回の二人が何者か知りませんがこれから僕らカメラマンがやりにくくなるような事はホント勘弁して欲しい。
以上、今日の報道を受けて個人的に思った事です