急ぎの納品を何とか仕上げて、この日は東北へ出張。
短いようで長い列車の旅。忙しくて読めなかったエロ本や官能小説でも読もうか、それとも体力温存で睡眠とるか。
当日券売機で切符を買った。なんだガラガラじゃないか。じゃあ属性「通路側のC席」で。
旅の友は迷って週刊プ◯イボーイぐらいにしておいた。朝の東北新幹線はおっさんが横に来る確率が高い。チラッと裏表紙に「鴬谷◯ット」とか書いてあったらちょっと恥ずかしいもんね。
今日のカバンはこれなのでこの緑のバッグにエロ本入れると透け透けになる可能性がある。せっかく勇気出して買ったので帰りも楽しみたいじゃないか。本の裏に「赤羽ヘ◯ス」とか書いてあるのをお客さんに見られたらさすがにちょっとマズい。一応仕事で行ってるのだし
ホームに上がり自分の乗車位置まで行くと…
うぉ〜修学旅行と一緒???エロ本は???
〜中略〜
何故車内ガラガラだったのにこの号車に当てはめられたのだろうか。この車両の座席定員100人だが小学生と関係者以外の一般人は2列合計で7人しか居ない。
しかも僕らを挟んで前に子供達、後ろに先生という変則的配置。これではエロ雑誌を読むのは当然無理だとして乗ってすぐにデッキのゴミ箱に捨てましたよ。
小学生はシート回転させ向かい合わせにしてるので何人かの子供はこっちを向いている。万が一に目でもあったら因縁つけられてお金を巻き上げられるかもしれない。新京極以外でも危ない場所はたくさんある。そうでなくても「先生、変なおじさんがさっきからこっちを見てます」と言われたらもう人生アウトだ。目をつぶるしかない。
〜中略〜
秋葉原過ぎた辺りで突然目の前でフラッシュが焚かれた。結構なガイドナンバーだ。目を開けると修学旅行に同行するカメラマンがバシバシ写真撮ってる。そんなに写真撮ってどうするつもりだ。写真が金にでもなるような夢中具合で声もかけられなかった。夢中のカメラマンって一種の狂気すら感じる。僕も撮る時は夢中なんだろうな。痛い、見ちゃおれん。こんな事もあろうかとアイマスクもってきてる。
小学生は静かなもんですよ。しかしそれは最初だけだった。同行カメラマンが一番うるさい「3…2…1…ダァ〜ッ」「1.2.3ダァ」だよおじさん。こんな事もあろうかと耳栓もってきてるし。
それでも聞こえちゃうカシャカシャというシャッター音。ニコンの音はこういう時うるさいもんだね。このカメラマンさんはミラーレスとか知らないのかな。
耳栓とアイマスクのおかげであっという間に眠りについた
〜中略〜
寝過ごすフラグ立ってたがジャストのタイミングで起こされた。小学生が枕無げ?みたいな事をしててタオル丸めたものが僕の顔に当たったのがちょうど到着2分前。しかし今はこんな野放しでもいちいち先生は叱ったりしないんだね。これじゃあシャーロットちゃんのグループも追いやられるはずだわ。ゾロメはどうしたというのだ
無事に郡山下車